ご祭神(神さまの名前)

蛭児(蛭子)大神 (えびすのおおかみ)
少彦名命      (すくなひこなのみこと)
天太玉命      (あめのふとだまのみこと)


祭典

十日戎宝の市神事    1月9・10・11日
春大祭           4月20日(午前10時より)
例祭            11月20日(午前10時より)

ご由緒(歴史)

堀川戎神社

堀川戎神社は、欽明天皇の御代〈539〜571〉止美連吉雄(とみのむらじよしお)が蛭子大神の神託を受け堀江で玉を得て、これを御霊代(みたましろ)に蛭子大神を富島に祀り、瓊見社(たまみのやしろ)・止美社(とみのやしろ)と名付けたのが創祀と伝えられています。白雉2年〈651〉、少彦名命(淡島明神)の神像を彫刻し納め祀り、また大宝3年〈703〉天太玉命を相殿に祀り、御祭神三座となりました。後に平治の乱〈1159〉を避け、丹波国山家(やまが)に動座しましたが、文和年間〈1352〜5〉現在地に遷座再興しました。以来、蛭子社・恵美須社・堀川戎社と呼ばれ信仰厚く、殊に江戸時代中期からの十日戎は年々盛大となり、諸人群参したと記されております。そして明治40年〈1907〉数社を合併、堀川神社となり村社に列しました。昭和20年の戦災で社殿始め全建物を焼失しましたが、順次復興し、昭和38年現在の御本殿を再建しました。

ご神徳

蛭子大神は、古くは水産物生成の霊徳から伸展し大漁祈願にご神徳があるとされ、その後市場における商売繁昌・産業発展の守護神として大阪を中心に関西一円の人々から深い信仰を捧げられてきました。また、一般には「戎大黒福の神」としても親しまれております。

福興戎像(ふくこう・ふくおこしえびす)

堀川戎神社

平成7年1年17日の「阪神淡路大震災」で破断した表門石造鳥居(昭和2年奉納)の柱に彫刻されております。平成10年の十日戎に奉納され、平成12年、「幸いを与える」の「福」と、「生ずる・起きる・盛んになる」の「興」を付けた「福興戎像(ふくこう・ふくおこしえびす)」の応募名称を採用し命名されました。 被災鳥居から蘇った由来をもって、除災招福の象徴として、広く崇敬者の心の支えとしてかわいがっていただいております。