令和4年「十日戎宝の市神事」のご案内

十日戎期間中のご参拝と授与品

「十日戎 宝の市神事」期間中の開門時間(自由参拝)は、1月9日(祝・月)午前6時から1月11日(水)の夜までです。この3日間は門を閉じませんので、終日お参りいただけます。また社務所では深夜も、神札・商売繁昌やその他各種のお守り・おみくじ等を授与しております。
 十日戎の福笹や縁起物、また十日戎にちなむ福銭(お守り)は、1月9日(祝・月)午前6時から1月11日(水)の終い祭典に引き続き行われる関西演芸協会による手打式(午後9時頃の予定)まで、3日間夜を徹して授与しております。なお、福笹やお守りなど十日戎の特殊授与品は、数量に限りがありますので、なるべく早くお受けいただきますようご留意願います(笹や授与品はなくなり次第授与を終了致します)。


十日戎にご参拝の順路とお願い

十日戎期間中は参拝の歩行者のため一部道路において、車両の交通規制が行われます。恐れ入りますが車両による通行についてはご協力をお願いします。
神社周辺は全面駐車禁止ですので、車での参拝のための進入はご遠慮下さい。
また境内への駐輪がかないませんので、自転車等による周辺道路への乗入れもご遠慮下さいますようお願いいたします。


交通規制図は、こちら(PDF)


十日戎期間中境内は、東門(高速道路側)から入って、北門(寺町通り)へ抜ける、時計回りの一方通行になります。  
なお、例年夕方までの時間帯は境内の人の流れはスムーズで、ゆっくりとお参りいただけます。 できるだけ昼間のご参拝をおすすめ致します。

特に参拝者が集中すると思われる夕刻など混雑の状況によっては、東門で入場を制限することがあります。この場合、寺町通など周辺道路は参詣(入場)道・お帰り(退場)道が指定されます。
〈入場道路は、国道1号線堀川橋西詰より阪神高速道路の側道に沿って北行きの一方通行に制限されます。また寺町通は、神社から大阪駅・梅田駅方向への西行き、地下鉄南森町駅・JR天満駅・天神橋筋商店街方向への東行きの退場の一方通行道路となります。〉 
境内が混雑した場合、阪神高速道路の側道歩道において長時間お待ちいただく事態も考えられます。この点なにとぞご諒承をお願いいたします。なおこの際は現場の警察官やガードマンの指示に従い、順序よくお参り下さいますようお願い申し上げます。

寺町通りの約100軒の出店(夜店)は、歩行者専用道路になる1月9日(祝・月)・10日(火)・11日(水)の午前10時頃より午後10時頃まで開いているようです。

>>地図はこちら

十日戎期間中の主な行事

日 時 時 間 行事内容 場 所
9日(祝・月)
(宵戎)
午前10時から正午まで 関西演芸協会芸能人による「しころ」の奉納演奏・演舞 境内末社前
午前11時半から午後2時頃まで 天神橋筋堀川戎会による「福の神(宝船)パレード」 (中止) JR天満駅出発 天神橋筋商店街内
10日(火)
(本戎)
午前10時から正午まで 関西演芸協会芸能人による「しころ」の奉納演奏・演舞 境内末社前
午前10時 十日戎宝の市神事 大祭 本社
11日(水)
(残り福)
午前10時から正午まで 関西演芸協会芸能人による「しころ」の奉納演奏・演舞 境内末社前
午後9時頃(予定) 宝の市神事 終祭典 本社
関西演芸協会による手打式 拝殿回廊

関西演芸協会・芸能人の出場

関西演芸協会会長の桂福団治師匠を始め、上方の落語家や漫才、奇術師の芸能人延べ二百数十名が、連日にわたり交代して授与所に出場し、おもしろおかしく福笹の授与を奉仕されます。

>>関西演芸協会会員の十日戎特別出場者名簿はこちら

「しころ」

「しころ(錣)」とは、上方芝居芸能で正月興行の芝居終演の際、木戸口で太鼓と双盤を用いて囃したもので、男女が「ひょっとこ」「おたふく」の面を被って、「大入り」の字の形になるように踊っていたものです。上方芸能の保存を目的に関西演芸協会会員の方々のご協力を得て、毎年ご奉納頂いております。この踊りの仕草が「大入り」の形ですので、参拝者に「えべっさんの福」が懐に大きく入ると評判を得ております。

十日戎の福笹・授与品

堀川戎神社の福笹は、他社にない瑞々しい生の「五枚笹」に、古くより伝わる小宝(色々な宝を模して造った飾りもの。)と短冊を付けた基本の「福笹」に、熊手や俵、箕(み)そして宝財布・絵馬・千万両箱・鯛などの縁起物を付け足した華やかで大きな福笹も準備しております。

十日戎の「小宝」

「小宝」は、江戸時代中期の唄本にある
「十日戎の うりもの(売り物)は はぜぶくろ(袋)に とりばち(取鉢) 銭かます 小判に かね(金)箱 たてゑぼし(立烏帽子) ゆでばす(蓮) さいづち(才槌) たばねのし(束熨斗)  ささ(笹)をかたげて ちどりあし(千鳥足)」と、歌われたものを集めてできています。
右にある絵は、 天保〜慶応(1843〜1868)期に長谷川貞信によって描かれた「浪花自慢名物尽」の上部にある 「十日戎小宝」の部分で、歌われた品々がこれに当たると思われます。
現在当社が授与しております「小宝」は、大阪府立中之島図書館の人魚洞データベースにある「巨泉玩具帖」の大正10年(1921)頃の「十日戎小宝」堀川戎の分として掲載されているものと、土製や現在作成が困難なもの等4つを除いて、約百年経過していますが、他はほとんど変わっておらず、他社にない「小宝」として注目されております。

また、福笹の他に神札、お守り、福銭(文政2年正遷宮の故事により富くじとして出されたもので、福引により紙製の大判・小判のほか、副賞の景品が当たります)、一刀彫の二福神像、交通安全のお守り、商売繁昌の絵馬、おみくじなどが社務所及び榎木神社授与所より授与されます。さらに、「氏名」と「願いごと」がカードにの裏面に記入でき、自分だけの特別なお守りになるクレジットカードサイズの「心願成就(カード)守」などがあります。

昇殿特別神楽

古くから由緒ある商売繁盛の昇殿特別神楽は、9日(祝・月)から11日(水)の午前9時から午後9時頃まで、本社本殿において受付ております。ただし、10日(火)午前10時からの大祭祭典中の受付は一時中止させていただきます。また11日(水)の夕刻には、数少ない箕や俵、大熊手はなくなると考えられます。
この神楽は、十日戎期間中のみ奉奏しておりますので、この機会にぜひこの年の福をお受け下さい。

なお、特別神楽の受付は本社賽銭箱の右側です(ご予約は受け付けておりませんので、ご了承下さい)。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、「マスクの着用」と「最小人数で距離を保っての着座」をお願い致します。

天神橋筋堀川戎会や神酒講の授与所では、福娘10数名が交代して福笹授与にあたります。